令和6年7月10日(水)~11日(木)、5年振りに茅野市白樺湖の池の平ホテルへ東京の連日の暑さから逃げて避暑に行きました。
10日10時(予定は9時半だったが、30分遅れ)に新宿センタービル前を出発、午後1時半にホテル到着。ホテル予約センターリーダーの小平由紀子さんが新本館(新本館はこれまでより一回り大きくなって令和5年4月にリニューアルオープン)玄関にて出迎え。5年振りの再会。控室を準備していただき、控室にて行動予定の説明を受け、まず昼食に。3階の「しらかば仲見世」にて信州そばをいただく、そばアレルギーの一人は、1階の「湖畔の風」にて中華セットをいただく。食後、故矢島三人・静子(本渡高等女学校29回生、下浦出身)夫妻のお墓参り。お墓参りが終わりホテルへの途中で雨が大降りに。
各部屋にて休憩後、楽しみの温泉へ。露天風呂は、湯船の先は何もなく窓ガラスもなく白樺湖が同じ高さに見える展望風呂。何時間でも入っておれる緩い熱さの温泉に大満足。
6時懇親会開始。和室なのにテーブル椅子。献立は信州の懐石料理。美味しい料理を食し、飲みながら、会話が弾み、恒例の自己紹介・近況報告。お腹が満腹になった8時過ぎ、2次会会場へ。と言っても隣の部屋に移動、ここも和室にテーブル椅子の部屋。カラオケを皆で楽しむ。コロナ禍のため、5年振りのカラオケ。恒例の明瀬さんの名人踊りに、アメリカに55年もいたと思えない西川(高10)さんの歌と踊りに、皆拍手喝采。
朝食は、「湖畔の風」に関東あまたか会の専用席でのバイキング料理。和洋中華と品数も多く、目移りし、あれもこれも美味しそうと取り過ぎてしまい、満々満腹に。
出発準備をして、関東あまたか会専用の控室に9時半集合。10時から小平さんの案内で、まず10階へ。10階からの展望は、白樺湖全体を見下ろせる絶景に、皆満足。
雨のために、「黄金のアカシアの丘」は遊歩できず、小平さんの車にて「世界の影絵・切り絵、オルゴール美術館」に送っていただき、見学。故矢島三人・静子夫妻の記念館も見学。
レークサイドプラザにて昼食(乾杯用のビール付き)、団体専用の場所なのに、幸い他の団体はなく、貸し切り状態で会食。会食後お土産の買い物。午後2時45分ホテルを出発。一路新宿へ。幸い渋滞に遭遇せず、予定より30分早く午後6時半到着。「楽しい会でした。お疲れ様でした」と言って皆名残惜しく解散し帰宅へ。
次回は、皆様も是非ご参加ください。楽しいですよ。
池の平ホテルのホームページのURL: https://www.shirakabaresort.jp/ikenotaira-hotel/
関東あまたか会ではこれまで何度も行われてきた「池の平ホテルツアー」ですが、私は初めて参加しました。やはり一番の意義は、戦後開拓団としてこの地に入り、ホテルの創業者となった矢島三人・静子夫妻の苦労に満ちた人生を現場において知りえたことだと思います。ホテルの周辺は明るい湖畔のリゾート地ですが、お二人の墓はしばらく歩いた林の中にひっそりと佇んでいます。成功した後のリゾートの脇ではなく、自然の林の中がお二人の原点なのでしょう。そして、付近には他の開拓団の方々のお墓もあるにはあるのですが、一緒に墓園を形成しているわけではなく、大地の上に二人だけの墓がぽつんとあるようにも見えます。厳しい気候と過酷な環境の中でがんばって事業を育てられたお二人の絆が強く感じられました。三代目社長、今回われわれをお世話くださったホテルの小平さん、ツアーに参加した静子さんの下浦代用教員時代の教え子である藤枝さんら、故人を知る方々の話によって、今は亡き先達の人生を、時を超えて感じ取ることができました。それはそのまま日本人の戦後史であったと思います。